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治療院の内容など


by nakayamaryu
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現状

「こんなコンサルタントが会社をダメにする」 千田 琢哉著より紹介させて頂きます。

目標(こうありたい)-現状(でも、いまはこうだ)=課題(だからこうしよう)
これはいかにも正しくて、反論の余地がないように見えるだろう。
つまり、現状と目標のギャップを埋めれば目標は達成されるのだから、その課題こそがコンサルティングのテーマになるのだ、というわけである。
 
しかし、この完璧にも見える公式には、完全な見落としが1つある。それは、
課題は、現状と目標のギャップにあるのではなく、現状の中にも存在する、ということだ。

現状が完璧な状態であればいいのだが、そもそも現状が穴だらけであることが普通であり、現状の中にある穴も課題である--という、現場をきちんと診ているコンサルタントであればごく当たり前に気づくことが抜け落ちてしまっているのだ。

あやふやになりやすいからこそ、意識的にイメージできるようにしておく

したがって、コンサルティングのテーマは、現状の分析からスタートしなければならなくなることがほとんどだ。このため、クライアントにはコンサルティングがますますわかりにくいものとなってしまうのだ。なぜなら、どの会社でも自分たちの会社の問題点は、わかっているようでわかっていないもの。

正確にいうと、各自が勝手に自分の都合のいいように解釈して、わかっているつもりになっているのである。たとえば、営業部は商品が売れないのは企画部に問題があると考え、企画部は商品が売れないのは営業部に問題があると考えている、といったように。単純に、「売上を増やしたい」といった依頼内容に対して、そのためにはどうすればいいのか、さらにそのためには・・・・・、と課題を細分化していくのがコンサルティングである。

だから、大半のクライアントがそうであるように、依頼内容はかなり細分化して具体的なものからスタートする。クライアントからの依頼が「売上を増やしたい」というあやふやなもので、相手のコンサルタントが「了解しました。お任せください」とあっさり回答しようものなら、それは怪しいコンサルタントであるともいえるわけである。
 
「売上を増やす」ためには、現状の中に潜んでいる実に様々な課題を浮き彫りにして、さらにそれを解決していきながらも、目標とのギャップを埋めていかなければならない。そして、その作業はすべて机上で行なわれるのではなく、クライアントの現場にいる従業員が実行するのだ。

 #管理人です
 身体のことに関しても一緒だなぁと思いました。身体という会社があって、その会社の目標が痛みの改善や健康な心身を創ることであったとしたら、その症状を改善するための課題や日常生活や動作の改善点を浮き彫りにして実行して頂く。ということになるのかなぁ~と思いました。
患者さんに今の現状を自分自身で認識して頂き、改善点を知識と感覚で捉えて頂き自分で改善していくのだという意識を持って頂くというところが治療家としての腕のみせどころであり、治療の流れの中にそれがちりばめられていたら良いなぁ~とも思いました。


  「今日の嬉しかったこと」
 ・昨日、友人から電話で良いアドバイスを受けた
 ・今、自分が当たり前にしている事への感覚を一度、疑ってみている
 ・そこそこテキパキ行動できた
 ・お花を頂いた
 
by nakayamaryu | 2010-01-20 21:08 | 本の紹介など